死は女の形をしている

 少しの間夢を見ていた。
 息も絶え絶えで、何もかもどうでも良くなりそうなほど身体が重い。
 どっちがそう言ったのか解らない。
 俺が言ったような気もするし、マカが言ったのかも知れない。
 でも俺達は確実に嗤った。
 哀れな死体を目の前にして哂った。
 ザマァミロ、馬鹿め、間抜け野郎、クソっ垂れ。
 そういう風にせせら笑った。
 俺達は勝ったのだ。実力であろうが無かろうかそんなもの知ったことか。戦場は技術品評会じゃねえんだよ、最後まで立ってた奴が偉いんだ。
 これで先に進める、早くみんなに追いつかなくちゃ。
 頭がそう急かすのに身体は鉛にでもなっちまったのか、どうしても動かない。
 俺は座り込んで事切れている死体を見ている。
 800年間の狂気を我慢し続けてはじけ飛んだ魂の抜け殻を見ている。
 いつもの俺ならばなんと痛々しい事か、なんて、そんな殊勝な事は思わないはずだ。敵に同情なんて反吐が出る。そんな甘っちょろい考えで100も200も殺してきたんじゃねえんだよこちとら。
 ああ、だけれども、だけれども、この感情は一体何なのだ。
 強大な魂の波長を持ち、職人なしで現役デスサイズと何なく渡り合えるほどの技術と力を携え、気が遠くなるほどの長い間わき目も振らず一人の女を待ち続けた、そういう男さえも狂気に勝てなかった。

 汗が出る。
 俺はこの身体に通じている黒い血を甘く見ているのではないのか?
 嫌な汗が。
 上手く使いこなせているのだと思い上がっているのではないのか?
 嫌な嫌な汗が。
 自分を増長した傲慢なただのクソ餓鬼ではないと言い切れるのか?

 ゾクゾクと魂が震えるのに、脳味噌がそれを恐れだと判断してくれない変な気持ち。顔は笑っていて、マカの身体中に走っている傷の具合さえ気にしているのに、油っぽくて冷たい汗が止まらない。頭皮も顔も肩も胸も腰も腿もひざの裏も足の指の間も、水に浸かったみたい。
 「だ、大丈夫か? マカ」
 震える声を何とか押し殺した俺の声に、彼女が“もう一度”声を上げた。

 「はは! 爆発しやがった」

 俺はそれを聞いて、初めてギリコに心から同情する。
 ああきっとこいつもあの蜘蛛の魔女と同じように、己の死の瞬間にさえ俺の事などこれっぽっちも思い出してなんてくれねェんだろうなと思ったから。

 なあノコギリのオッサンよ。卑しい哀れな先輩よ。か弱き想いと紅蓮色の浅ましさよ。
 どうか“そっちの世界”でアラクネに良くやったと褒められていてくれ。
 どうかそれくらいは救われてくれ。



 11:02 2010/09/08初稿15:17 2010/10/08二稿。ガンガン9月号買いたいが為に会社午前中休んだ俺は頭がおかしい上に社会的にアウアウ。二稿を休憩時間中に仕上げてる俺に至ってはもう死んだ方がいい。






見上げども、届かず

 狂気に食われた哀れな“男”の自爆を、潰れた虫けらが如く哂った女を、俺は心底恐れた。
 なんて恐ろしい女に俺は命を賭けたのだろうか、と。
 震えが来て涙さえ浮かびそうになったけれど、こんな所でグズグズしている暇はない。とにかく先に進まないことには怪我の手当てもままならないとばかりに頭を切り替えた。
 『コイツが怖ろしいなんてハナッから承知してること』
 『何もかもこの場所の異様さのせいだ』
 『目先に捕らわれるな、魂を信じろ』
 そう自分に言い聞かせて細く深い深呼吸。
 「だいじょうぶか」
 震える自分の声がみっともないったらありゃしない。
 「……うん」
 ささやかな返事を聞いてから、その声に宿る魂の揺らめきにうっかり波長を持っていかれそうになったのをかぶり振り、何とか冷静を思い出す。昔みたいにCOOLと口の中で唱えた。
 「急ぐぞ、おぶってやる」
 立つことさえ出来ない量の出血、ではないようだったけど、よく見れば彼女の全身は薄く薄く震えていて、いつもの生意気で力強い大きな瞳はどこでもないどこかをぼんやり映しているだけだったから。
 顔にも血、腕にも血、足にも血。……くらくらする。
 あいつには悪いけど、マカがああならなくてよかったと微動だにしない骸に少しだけ視線を走らせて背を彼女に向けて振り返ると、マカはひざの上で拳を二つつくり、手持ち無沙汰なのかスカートのすそを握っていた。
 ……もう震えが止まったのか。なんてつえー女だろね、おめーは。
 「待って、ソウル」
 疲れてるときの声。
 眠たいときの声。
 悲しい時の声。
 「あの子……ちゃんと寝かせてあげよう」
 もう自分で首さえ動かせない有様なのに、視線だけをはっきりと今し方さんざん自分を嬲って殺そうとしていた“敵”に向けてそう言った。
 「そ、それどころじゃないだろ? お前の血も止まってないのに―――――」
 「……ここには埋める土もないけど」
 視線をベッドにやり、お願い、と彼女が言った。
 いつも俺にクッキー作って、とねだるのと同じように。
 「――――――わかった」
 断末魔さえ上げられなかった女の身体を引きずり、ベッドに横たえてまぶたを下ろす。
 『あばよ、“先輩”』
 一秒にも満たない黙祷の後に、俺は血の通わぬ身体にシーツを掛けた。
 或いは俺だったかもしれない哀れな骸に。
 信じろ、魂を。
 信じろ、自分を。
 信じろ、我利勉を。
 「……ごめん、さっきちょっとお前、怖かったよ……」
 腕を引っ張っておぶさったマカの身体をずり上げながら、背に広がっているだろう赤色を思いつつそんなことを呻いたら。
 「…………うん、自分でも怖かった」
 やっとマカは俺の背中ですすり泣くように顔をうずめた。
 魂が、身体が、こんなにぴったりくっ付いているのに、俺はなんだかマカが遠くにいるような気がする。

 嘲うのと同じ魂で悲しめる彼女の強さに、俺は三度目の震えに……慄いた。



 20:40 2010/09/11 シヲコ先生の1p漫画見て即興。C78で限定配りしたソウルがギリコの死体に向かって哂ったマカを「ここここえー!!」って思った話を書いたんだが、その続編というか、続き。 ソウルがふっつーにマカをおんぶしてるところに『萌えーモエェェェー!』と馬鹿なこと言ってたら、シヲコ先生がものすごく真面目な時間軸埋めをなさってたので、己の浅薄さを恥じて執筆せざるを得なかった。 ソウルにとってマカがどんどん無敵の天使になってゆくけど、マカは普通の小さな女の子ですよ、みたいなのをソウルが無自覚に気付く、的な。もうちょっと煮詰めた話に作り変え中。77話が載るコミック出るまでには仕上げたいなぁ。







ここから何もおこらない。

 目が覚めたらここに居た。
 お世辞にも子供が寝るような場所じゃない事は流石に俺でも解る。
 粗末な毛布に言い訳程度の肌着、クシャクシャ絡まった髪。
 何やら不潔な匂いもするし見てるだけで胸糞が悪くなるこの有様。
 「……捨て子かよ……」
 もちろんそうでないことも同時に解っている。
 何故解るかなんて簡単だ、部屋そのものは何かの実験室のようだが、器具は真っ当に片づけられていて床はピカピカに磨かれていたから。ただ、ボロボロの籐籠の中で縮こまるようにして眠っている小汚い子供だけがこの場にそぐわない。まるで、物のよう。
 俺はぐるりと辺りを見回してから、棚の上に置いてある黒いショールを引張り落として籐籠の子供に掛けた。
 別に情に絆された訳じゃねぇ、体温が下がり過ぎてて自分の身体の動向に支障が出そうだったからだ。そう、なんとビックリ俺の身体は小汚い子供の傷口から生えている。……今さらそんな事、もうどうでもいいけど。
 子供がショールを抱え込む様にしてぶつぶつと寝言を垂れた。……あんな母親でも夢に見るほど恋しいもんかね。
 俺は籐籠が置かれている場所からそう遠くない所にあった机の上に置いてた櫛を失敬して、子供の髪を梳いた。
 別に意味はない。
 暇潰しだ。
 子供の細く柔らかな髪は一度絡まるとひどく解くのが難しい。引っ張るとすぐ切れる。
 だから俺は毛先から少しずつ上へ、上へと梳ってゆく。
 バリバリと柘植櫛が鳴る。
 その音は静かな部屋に響いて、胸を刺す。
 ……俺様にもはや痛む胸はねーけれど。
 ばり、ばり、ばり、ばり。
 こいつの母親はこいつの世話をしない。
 こいつの母親はこいつを抱き上げない。
 こいつの母親はこいつを意に介さない。
 この子供はいつも一人だ。俺様が体内に居るだけマシだなんて思うなよ、俺様はこいつに何をしてやる気もない。ただ身体と生死をシェアしているだけの関係だからな。
 だが何故かな、時々無いハズの胸が痛む。
 楽しい事を考えるだけの知識も経験も何もないこいつの悪夢はいつも闇一色に塗り込められていて、時々見たら死ぬ青い光がこいつの身体を灼く。
 柘植の櫛の音が小さくなって聞こえなくなった頃、入口のドアの前に魔女が居た。
 「何をしているの? 魔剣」
 俺はその地獄の底から響いてるような空恐ろしい声にこう答えた。

 「こいつの髪を短くバラバラに切り刻むって遊びを思いついたのさ」



 17:55 2010/03/04初稿 10:47 2010/09/17改訂。第98弾ソウルイーター、ラグクロ。ラグナロクはそれとなくクロナの味方をしててくれたらいいなぁって思った。クロナは全然気付かないのが至高。同人誌没原稿。






いつか来るその日まで

 彼女はというと、散歩がてらにウインドーショッピングなどを嗜んでおられたりした。
 妹の服と、パートナーのアクセサリーと、父親役の喜びそうな情報を探しながら、ぶらぶらと街を散策するのが彼女の息抜きであり趣味である。彼女は基本的に寂しがり屋の甘ったれではあるが、同時に孤独を愛したりする少し難儀な性格をしている。
 ちょっと前までの彼女ならば考えられなかった趣味だ。
 お小遣いを貰って、それを貯金して、誰かの為に使うだなんて。
 妹でもない誰かの為に何かをするなんて、馬鹿馬鹿しい。どうせ暇つぶしか気まぐれの道楽のくせに。どうせ自分を利用しているだけのくせに。どうせすぐに―――――見捨てて裏切るくせに!
 ずっとそう思っていた。
 そう思って心を守らなければやっていけなかった。
 世界は全部が悪意で、人は全て敵。
 そう思って心を律しなければ生きていけなかった。
 幼い姉妹が自分達の美しい容姿が武器になると知るのにさえ時間が必要だった。
 彼女はそれでも必死に生き残ることだけ、妹を守ることだけに全神経を傾けた。その他を考える余裕など、彼女の24時間にはどこにもなかったから。
 「おー、二個組のカフスかぁ……でもボタンの色がちょっと違うような気もすんなぁ」
 言いながら片手に持ったクレープをもぐもぐ齧った彼女が、背後に気配を感じてウインドウを利用して後ろを見る。果たしてその予想は当たっていて、黒尽くめの男の子が立っているのを認めるとため息ひとつ付いて振り返った。
 「なんだキッド……緊急か?」
 彼女のパートナーは事実上休日というものがない。何かコトが起これば真っ先に飛んでいかねばならない立場なのだ。
 「いや。街を散策してたらリズの魂の気配を感じたのでな、立ち寄ったまでだ」
 パートナーがいつもの無表情でそんな事を言ったのでリズは頭を掻いた。
 『何で街中で無意味に魂感知してんだよ』
 勿論彼女は無体な突込みをすれば“パートナーがどういう状態に陥るか”を良く知っていたからそんなことは決して言わない。
 彼女は彼の父親に極秘の任務を与えられている。
 すなわち。
 彼を事細かく監視しろ、という。
 ……もちろんそんな厳しい口調ではないが、やっていることと言えばスパイだの間者だのとなにも変わりはない事を要求されている。
 彼を心から信用出来たからこそ、彼女は彼の父親を信じようと思った。
 そして彼の父親が自分達姉妹を本当の子供の様に叱り、導き、愛し……苦悩さえしてくれる事を全身全霊で受け入れた時、彼女は自分の命はこの為にあったのだとさえ思った。
 もう彼女はおそらく、例え死神親子に裏切られようと、それに悲しんだとしても……怒りはしないだろう。
 彼女は変わったのだ。
 この男の子が差し伸べた小さな手によって。
 「へー。じゃあ今暇か」
 「……別に用はないが」
 「ぃよし」
 がっと彼女はパートナーの肩を掴んでずるずると引っ張った。
 「な、何をする!」
 「暇なら買い物手伝え。荷物持ちに任命してやる。こんな美人なおネーさんとデートできるなんて光栄だろう?」
 あっはっはっはと笑って彼女がなおもパートナーを引きずると、流石に怒り出す。
 「ま、待てリズ! 百歩譲って買い物に付き合うのはいいが引っ張るのは止せ! 服が伸びてシンメトリーでなくなってしまう!」
 ジタバタ暴れる男の子の襟首を離して、彼女が改めて手を掴む。
 「んじゃ、こうかぁ?」
 握られた手を子供のようにぶんぶんと振り回され、パートナーは更に眉間にしわを寄せる。たいそうご立腹の様子だ。
 「デートなら腕を組むのではないのか?」
 唇を尖らしたパートナーが生意気なことを言うものだから、彼女は腹を抱えて笑い出した。
 「あははははははバーカ、そういうことはもうちょっと背ぇ伸びてから言うもんだ!」



 22:42 2010/03/19初稿 11:16 2010/09/17改稿。第99弾ソウルイーター、リズとキッド。2010年10月号のリズのヒロインっぷりに我慢できず猛烈に行間を埋めまくるお仕事。初稿時イマイチ乗れなかった理由、それはリズの精神の空白だったのだ!ビバアッシャー!グラシアスアッシャー!あんた天才やー! 同人誌没原稿。






鉄パイプと卵

 全身の力が抜ける。
 今までどうやって息してたんだっけ?
 何もかもが分らなくなって、俺はその場で立ち尽くす。戦闘中だってことも忘れてただ自分の隣に確かに感じてたはずの魂の振動がぷっつり途絶えたことに合点がいかない。
 なんでだよ? 身体はまだこんなに暖かいのに、なんで息をしないんだこいつ。
 「は、ハハ……やめろよ面白くねぇ……」
 マカのギャグは最悪だ。笑えたタメシがねぇし、趣味がゲロゲロ。お前が面白いのは無謀な事を言い出して、そいつをホントにやり遂げちまうところだけだろ。
 「なぁ、おい、後でにしろよ」
 今はそれどころじゃねえと半笑いの声で言ったつもりなのに、震えててきちんと言葉になってない。
 口から血が流れている。鼻からも、とろりと濃い色の見たこともないヤバそうな血が止まらない。今まで何度も見てきたマカの怪我とは明らかに異質だと頭で解っているはずなのに、それがどうも理解できない。
 やっと恐怖ってのを思い出したらしい全身が震えてきた。頭の中にようやく血が行き渡り出したみたいに。
 「ま、か……!」
 いつもなら平気で俺を盾にし、杖にし、鈍器にする癖に、なんだって今日に限って庇うかなこのバカ。
 だらりと力の通わない細腕が小さな血だまりを静かに湛えている。きっと骨が折れているのだろう。当たり前だ、あんな攻撃を素手で受けるなんて正気の沙汰じゃない。
 『これ以上共鳴を続けたらあんた狂気に持ってかれちゃうじゃない!』
 なんて間抜けな最期の言葉。
 それでお前が死んだら尚更何の意味もねぇだろうが。お前ホント馬鹿だな、引き算も出来ねぇのかよ。
 白い服がどんどん赤黒い色に染まってゆくのを痺れた頭で見ていた。あの恐ろしいチョップを繰り出す手のなんと小さなことよ。
 しばらくして、マカの胸にぼんやりと青い輝きが現れた。ふよふよと頼りなく浮かぶそれはとてもささやかでちっぽけだった。
 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 喉が裂ける。
 両手が潰れる。
 目玉が飛び出る。
 頭の中の小鬼が大爆笑していた。
 激しい憎悪と混乱と悲しみと無力感と白けと猜疑心と諦めと憂鬱と嫌世と殺傷と……
 脳を埋め尽くすネガティブな文字がどんどん自分の魂を食ってゆく。蝕む、なんてものじゃない。猛烈な勢いの酸化は燃焼と呼ぶのだ。そうだ、今俺の魂は燃えている。
 怒りと後悔で燃えている。
 黒い炎に姿を変えて。
 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 人なんて信じないと口に出したこともない俺の中身ごと面倒見てくれたマカが、俺が居ないと満足にケーキも焼けないマカが、やったらカードゲームに強くて、頭の悪い音楽好きなマカが、マカがマカが、マカマカマカ!
 蜘蛛の魔女に誑かされた時、狂気の世界にマカはいなかった。いつだってマカは正しい場所に居る。道を誤らず、頑固に優等生を全うする、そーゆーヤツだ。
 だから
 マカが居ない世界なんて
 そんなの絶対
 違うだろ?
 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 泣き喚く自分の声が分らなくなる。
 周りから世界が消える。
 腕に抱いたまだ温かなマカの死体、初めて見た小さなマカの青い魂。
 ああそうだ、この子は女の子だった。
 そんで俺はこの子が大好きだったんだ。
 今気付いたよ、今まで知らなかったけど。
 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 どこか遠くで誰かが必死に叫んでいるような気がした。ブラックスターのような気もするし、キッドのような気もする。もしかしたらクロナだったのかも知れない。
 でも俺には何にも聞こえなくて、自分の悲鳴しか聞こえなくて、身体がどんどん崩れていくみたいに泥の中に埋まってく。マカの血でぬかるんだ地面が俺を何処かへ沈めた。
 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 悲しい、腹立たしい、寂しい、苦しい。
 「あああああああああああああああああ」
 なんでマカが死ぬのか分からない。
 「あああああああああああああああああ」
 なんでマカが動かないのか分からない。
 「あああああああああああああああああ」
 なんでマカは
 「あああああああああああああああああ」
 なぁマカ
 「あああああああああああああああああ」
 答えろよ、なあってば、マカ……
 「あああああああああああああああああ」
 いつもみたく行くよソウルって言えよ。
 そこまではハッキリしてる。それ以上は口に広がる甘美な喉越しの虜になってブラックスター辺りに殴り殺されたような気がするけれど、よく覚えてない。指一本動かせなくなってしまったから。
 耳に響くは小鬼の声。
 「さあ、主役交代、だ……!」



 10:54 2010/03/16 第100弾ソウルイーター。massu先生がエグい話を(コラ漫画まで作って)書けって言うから。一切何の反省もしていない。 11:27 2010/09/17 マカが死んだらソウルは確実に敵に回るよなという暗黒。死武専を怨むかどうかはともかく、世界の敵にはなる。なんたって黒血(=鬼神フラグ)持ちが発狂しちゃう訳だから。“ソウルの魅力は危うさだ”と言った先生が居たけれど、全くもってうむとしか言いようがない。
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